笑う門には福が来る!

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さや香・新山の「しゃべるラー油」視聴 石井のツッコミに信頼を置いている様子と今後のネタ作りの方向性

さや香の新山さんのトークライブ「しゃべるラー油」を視聴しました。

 

ゲストにプラン9のヤナギブソンさんを招き、新山さんがお知恵を拝借するというような内容。
その知恵というのがネタ作りに関してでした。

 

基本的に芸人さんやコンビではネタを作っている人に興味があるので、これは視聴して大正解。
興味深かったです。


▽目次です▽

 

やはり2024年はM-1には出ない方向

まず最初に、2024年は本当にM-1には出ない方向であるということがわかりました。

 

新山さんは有言実行タイプで計画をもって動くので、2023年でM-1を終わらせたいという気持ちが強かったのは、過去のインタビュー記事や映像で理解していました。
そうは言っても決戦まで行き、3位という惜しいところで終わっているので気が変わるということもあるかと思いましたけど、とりあえずは一旦終わりにするのでしょう。

 

ただし、M-1で戦えるような良いネタが出来れば状況は変わってくるとは思います。
2本揃えるというのは厳しい状況でしょうが。

 

というのも、東京進出を決め、テレビでの露出と活躍に主軸を置くと決意されている様子ですので、少なくても2024年はパスしたいということかもしれません。
また「さや香」の名を傷つけることがないように、M-1に出場するのであれば最低決勝には一発で行きたいでしょうから、出ないとなるのも理解できます。

 

さや香の場合2024年含めてあと6回も出場のチャンスがあるので、一旦休んでテレビにシフトしたいという戦略なのだと思います。

 

もちろん上記のようにチャンスがありそうと思えば出場するのでしょうけど。
それはM-1が始まる夏にならないとわからないと思います。

 

創作意欲があるもののネタ作りに苦悩する新山

今回視聴して非常に興味深かったのは、新山さんが漫才のネタ作りに苦悩しているという点でした。
今まではM-1優勝を目指し、M-1に向けて月に何本も量産して取捨選択後にブラッシュアップしていくというやり方でよかったのですが、今後M-1には出ない方向にしているため、ネタ作りに悩んでいるという話。

 

2023年のM-1後の舞台に対するモチベーションはすでにあるネタでやっていると言ってました。
これが2024年3月1日の時点です。

 

新山さんはちょこちょこいろんなインタビューや映像でも元々寄席向きのタイプではないと公言してましたし、テレビに行きたいという話もしていました。
それゆえに寄席用のネタを作ったことがなく、作りたいとも思ったことがないということをよく話してました。

 

やはり自分が面白いと思うネタをやってウケたいという気持ちが強い様子。
代表ネタが見せ算ですね。
好きなネタというのは新山さんがボケるネタです。

 

ネタ合わせをしたくないから新山ボケにこだわるが石井のツッコミを信頼しているっぽい

面白いのが新山ボケのネタにこだわるのは、ネタ合わせをしなくて済むからという点。

 

よっぽどネタ合わせが苦痛なのでしょう。
新山さんは「眼」の時に漫才コンビは一緒にいる時間が多すぎると嘆いてましたので、ある程度距離を置いた方が心地良いというのが伝わりました。

 

それはどのコンビでも一緒だと思います。

 

よっぽど気が合う友人ではない限り、四六時中べったりは息が詰まります。
ましてや気が合わない相手となれば、お互いに苦痛でしかありません。
適度な距離感は大事。

 

その一方で興味深かったこともあります。
新山ボケのネタは欲しいツッコミを想定してやっているとのこと。
新山さんのこだわりとしては、ツッコミが自然に出てくるのが普通。
欲しいツッコミが石井さんから自然に導き出されなければ、伝わっていないとして「そのネタはダメ」という判断。

 

これはすごいと思いました。
よほど石井さんのツッコミの能力を信頼していないとできないでしょうし、その期待があるということ。

 

さらに石井ボケのネタを考えないわけではなく、作るとしたらこれまでと違って時間がなくなるので、今までのように量産して厳選するのではなく、狙って作りたいと話してました。

 

…ということは、M-1は諦めていないということなのでしょう。

 

M-1で評価されたのは「免許返納」と「ホームステイ」で、「世間が期待しているさや香」は石井ボケですから。

 

狙って作るには新山さんの琴線に触れるようなテーマがいいようです。
ここはあえて触れませんが。

 

ネタ作りは本当に大変だと感じますし、さらに面白いネタとなればなおさら大変だとつくづく感じた次第。
あれだけ強烈に印象に残るネタを作りあげていても、そのクオリティのネタを何本も出るというのは至難の業。
それが優秀な頭脳を持った新山さんがもってしても大変ということ。

 

M-1で2年連続決勝に行き、2年連続1位通過なんてそうそう出来るものじゃないです。
和牛ですらないです。
現にフットボールアワーだけで、さや香と2組しかないのです。
もっと褒められてもいいんですけど、やはり優勝しないとダメなんですよね。

 

トークはすごく面白かったですし、ヤナギブソンさんへの悩み相談という点もよかった。
ネタへの考え方がかなり違っていたからこそ、得られることも多かったと思います。
少なくても信者を集めた「眼」よりは興味が湧きました(笑)。
あれはあれで本音炸裂だったので面白かったですけど。
こういうトークライブは定期的にやって欲しい。

 

あとYouTubeの話も出てました。
石井さん抜きでしたけど、これでやるなら賛成。
でもやるのだろうか?
東京行ってからかな?


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