さや香の新山さんのトークライブ「眼」を視聴しました。
1時間1500円(+手数料)という料金設定でしたけど、金額はいいとして、1時間の半分は苦痛だったかなというのが正直なところ(笑)。
アーカイブでしたし、倍速で視聴できたらよかったようにも感じるくらいです。
それとも倍速視聴できたのかな?
そもそもさや香ファンでも新山信者でもないので、どうでもいい部分があるのは想定内ではあったのでしょうがないですね。
ファンにはたまらない時間だったことと思いますが。
でも見せ算のことと、石井さんに対するスタンスは感じ取れたので視聴してよかったとは思います。
▽目次です▽
見せ算について
「からあげ」のネタを2021年の敗者復活で視聴してぶっ飛ぶくらい笑って、「この人たち頭おかしい」と大笑いし、M-1でアタオカ系をこんな見た目がいいコンビがやることに妙なおかしさがあったわけです。
2022年の準優勝の際には、松ちゃんが「美しい漫才」と評したほど素晴らしいネタと実力を見せつけましたよね。
でもにゃん吉はセンス系やシュール系が好きなので、すごい人たちだなという印象しかなかったわけです。
素晴らしい漫才師のさや香に対しては興味ゼロでした(笑)。
そして2023年の2本目が「見せ算」。
衝撃でした。
見せ算はM-1向きではないですけど、刺さる人には刺さるアタオカなネタです。
少なくてもにゃん吉は見せ算でさや香に興味を持ったわけです。
その見せ算についての新山さんの想いや思考は面白かった。
まだ記事にしてないですけど、ギャロップ林さんが2023年のM-1はヤレロマ2組に波が来ていたので、どんなネタをしてもさや香に勝ち目はなかったから見せ算でよかったというようなことを話してましたけど、にゃん吉も同意。
どうせ勝ち目もないわけですから、みんなの驚くようなネタ、この場合は自分の信念のネタをやったことは正解だと思ってます。
さらにご本人は勝ちに行くネタとして見せ算なわけですし、この背景もすでに面白い。
何よりも「見せ算」をするために、必死になってエンゾ(ホームステイ)を作り上げ、2年連続1位通過という偉業を成し遂げるわけです。
結果エンゾも記憶に残るネタに昇華しているという相乗効果。
最後は山田邦子さんにもイジってもらえ、結果として2023年のM-1で一番インパクトを残したネタは見せ算ですからね。
もう笑うしかない。
いまだに邦子さんがさや香をイジってくれてますし、結果win-winとなっています。
見せ算最高!
石井さんに対しての気持ちはわかりましたし、理解はできます。
でも、そこは「このネタをやってくれたことに感謝」くらいは言って欲しかった。
こういうところが新山さんの足りない部分。
さや香 石井さんへの愛情は感じた
コンビ愛にこだわるにゃん吉としては、今後確実に吉本がイチオシしてくるであろう筆頭がさや香だと踏んでいるので、やはり1番気になるところでした。
あれだけの実績があり、華があるコンビはなかなかいませんから。
視聴した内容では、相方である石井さんを大事に思っているのは伝わりました。
そして何よりも華やかである部分というのを褒めていたように感じます。
気になったのは、二人でYouTubeやラジオはしたくないという点。
新山さんとしては石井さんに気を遣うと言っていたので、たぶんずっと一緒にいることによってより険悪になってしまうことを避けたいのかなと感じた部分です。
逆に言えば、ある意味「さや香」を大事にしているとも思いましたけど、その場のノリと流れで喋っているだけという感じもしなくはないです。
石井さんって帯状疱疹になったんですよね?
しかも右側中心って話でしたけど、それってストレスが新山さんということになるので、そういうことも踏まえて気を遣うという流れになってしまったのかなと思います。
石井さんは体そのものがあまり丈夫じゃないようですから、その上帯状疱疹となれば確かに気にするでしょう。
いくら配慮のない新山さんだったとしても、それぐらいはわかるでしょうから。
まずは「さや香」を売り込むこと
もう1つ気になった点といえば、「さや香」という看板、屋号を守ってこそだと思うんですよね。
個人活動の幅が広がるのはそれ以降でいいと思うのです。
実際に今売れっ子の千鳥やかまいたちを見ても、まずはそれぞれの屋号の冠ですよね。
共にコンビ名をとても大事にしています。
元を正せば、ダウンタウンもそれ。
今話題にしづらいのですが、あえて言わせていただきますと、松ちゃんは「この世代でコンビでの冠があって、コンビそれぞれのソロでも活躍している稀有なコンビはダウンタウン」と言ってました。
千鳥やかまいたちもそれを追いかけているでしょう。
まさにダウンタウンの影響ドンピシャ世代ですし、両コンビは尊敬もされてましたから。
新山さんのトークでは「さや香」という看板はどうでもいい感じに思えたんですよね。
決してそうではないのかもしれませんが、あの1時間の内容では全く感じられなかったですし、それがとても残念でなりませんでした。
ラジオもYouTubeもさや香ではやりたくない。
やるのであれば、仲良しの芸人とやりたい。
仲良しの芸人さんとのわちゃわちゃした感じはそれはそれで楽しそうではありますけど、そこに行く前にやることはまずはコンビでの仕事でしょうに。
あんなに頭が良い人で、計画性もあり実行力(しかも結果出す)もあるのに、さや香に関してはノープランという。
何なんでしょうね。
と思っていたのですが、親友と相思相愛だったことがわかりました。
⇒蛙亭イワクラがさや香上京を心待ちにしている 新山とは本当に親友でいろいろ計画中 - 笑う門には福が来る!
本当に仲が良いことがわかりましたし、相方の中野さんも認めてました。
不仲でも全然構わないが大事なのは相方への愛情と信頼と尊敬
正直なところ、コンビで仲良しっていう方が実は珍しいと思います。
近年の仲良しコンビですぐに頭に浮かぶのはロングコートダディとマユリカでしょうか。
ロコディはいろいろあり中ですけど、マユリカは本当に仲良しです。
千鳥とかまいたちも仲良しですよね。
かまいたちなんて家族付き合いまであるという、にゃん吉が願っていたとおり西のサンドウィッチマンに成長中です。
ただこんな例は稀で、普段はコンビ間でお互い干渉しないというのがほとんどでしょう。
だからさや香が特別ではないと思っているのです。
問題はそれを全面に出してくること。
別に不仲でも全然構わないんですよ。
大事なのはコンビ愛があるかどうかです。
コンビ愛ってベタベタ仲良しという意味ではなく、相方への尊敬、信頼、絆、そして愛情があることだと思っています。
その最たる事例がダウンタウン。
この2人は全くコンビ仲は良くないです。
でも、2人には相方への尊敬、信頼、絆、愛情を感じられます。
これが非常に重要。
ダウンタウンは不仲なのに、お互いじゃないとダウンタウンじゃないというエピソードがいっぱいあります。
今でいえば、浜ちゃんが一生懸命ダウンタウンの看板を守ろうとしていますよね。
先月のラジオではダウンタウンの出囃子を流すというファンにはグッとくるようなこともありました。
たぶん松ちゃんはウケ狙いで浜田話をしている節もありましたけど、「相方は浜田だけ」という想いは根底にあったと思います。
さや香も
「不仲だけど、相方はあいつしかおらん」
「あいつがいるからさや香が成立している」
「あいつとじゃないと出来ない」
ということをお互いが口にすることが大事。
「不仲だけど」をいちいち付けてもいいですよ。
新山さんからも、石井さんからもそういうことを聞いたことがない。
ファンではないからわからないだけかもしれませんけど、見せ算以降チェックしてみてますけど、全くなし。
石井さんも自分は強運と言うだけで、その強運は「新山さんと出会ったこと」とは言わない。
これが一番大事でしょうに。
しかも一番大事な新山さんがボケたり話したりする時に笑ってあげないことでしょう。
味方は相方しかいないんですから、石井さんももっと頑張らないとダメだと感じます。
仏頂面のイメージしかない。
顔が綺麗なだけにより怖さが増していてものすごくマイナス。
キャラ付けだとしたら、そのキャラ付け間違えてます。
東京で活躍するには、相方への尊敬・絆・信頼は大事です。
新山さんが「さや香は新山」でありたいとするならば、石井さんの運命も背負っているという覚悟をきちんと把握した方がいいです。
それが全然見えない。
上記でも触れましたけど、新山さんからは「見せ算をやることについてきてくれて、石井には感謝しかない」くらいの言葉が欲しかったかな。
そういうところが配慮不足なんですよね。
これを一言いうだけで、SNSでファンが拡散してくれますから(笑)。
今回のトークライブで半分はにゃん吉的にはどうでもいい話でしたので、さや香に絞っての感想でした。
本当にしっかりしてくれ。
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